TBSドラマ:2013年4月-6月日曜劇場枠にて放送。全11話。2020年10月Paraviにて鑑賞。
当時の自分をブって飛ばしてやりたい程面白い!お仕事系青春ドラマの名作!
いや〜、マジで当時の偏見に満ち満ち溢れた自分をブッ飛ばしてやりたいですよ。
「綾野剛とガッキー?航空自衛隊?ピンとこねぇ〜な。」
というほど興味ナッシングだったんですが、paraviにあったのと妻が「観てみない?」と誘ってきたので「そういえばこんなドラマあったね〜。ま、1話だけでも観てみますか。」と気軽な感じで視聴を開始したのでした。
あらすじ
ブルーインパルスのパイロットになる夢をケガにより断念せざるをえなくなった綾野剛が広報室に異動して死んだような目で働いていた時、取材に来たテレビ局のディレクターである新垣結衣と出会った事から広報室の仕事に生きがいを見出し成長していく様を広報室やテレビ局の人物達のエピソードを交えて描く素敵な群像劇であります。
自衛官も人間!ステキな広報室の面々!
始まってすぐ、
「あ、ヤバいこれ面白いドラマかも!?」
と思ってしまいました。
なんせ広報室で働いてる人達が、自衛官なのにフランクで、ユーモアたっぷりに描かれている点にもう好感しか持てません。
はいドーン!が口癖の要潤!
指パッチンを連発する室長の柴田恭兵!
おっさんキャラ爆発の水野美紀!
それにツッコミを入れる高橋努!
マジメでいい人で優しさ溢れるムロツヨシ!
と、キャラが立ちまくっており、すぐに世界に入り込めました。
いや、やっぱりいいドラマって感動作だろうがなんだろうが、楽しく笑える所がないとダメだと思うんですよワタクシは。えーえー。
その点、このドラマは出だしから笑える所が多く、作り手のセンスを感じました(エラソー)。
自衛隊だけじゃない!テレビ局も色々あります!
自衛隊を取材する側のテレビ局にも色んな人間模様があります。
イケイケの報道局ディレクターからバラエティ班へと異動させられ、やっつけ仕事で食レポを撮影する新垣結衣(食べてからレポートしましょう!)。
そんなガッキーに冷静にツッコミを入れつつ、助言もしてくれるナイスな上司、生瀬勝久(芸達者だわ〜)。
超ウザいギャルのAD、大川藍(ガッキーの恋愛をいちいち邪魔する!腹立つ〜!)。
バラエティ班のアナウンサーで、チャラ男だけど実は・・・な桐山蓮。
ガッキーをバカにしてたけど、その仕事振りを徐々に認めていくカメラマンの渋川清彦とアシスタントの前野朋哉。
そしてガッキーをライバル視している三倉茉奈(いちいち嫌な事言うよね〜)。
これらの面々がガッキーに絡んでくるのですが、テレビ局の責任や報道の役割などを考えさせられます。
いや〜テレビ局もツラい!
こんな上司が欲しかった!柴田恭兵と生瀬勝久!
個人的にこのドラマでいいな〜っと思ったのが、広報室室長の柴田恭兵とテレビ局の情報局チーフディレクター生瀬勝久の2人。
いや、最高の上司でしょ!
特に柴田恭兵!
普段は話す時に必ず指パッチンをバンバン入れて喋るようなふざけたおじさんで、
ヘリがバタバタバター!とか飛行機がブワーー!とか身振り手振りも大げさで、ガッキーの事をいなぴょんと本人が嫌がるあだ名を付けちゃったりもする、とても航空自衛隊の広報室長とは思えない言動をしまくりますが、それはあくまでも職場の環境を良くしたいという想いからやっている事で、室長としてシメる時はシメるし出る時は出るという
そのメリハリにメロメロですよ。
なかでも水野美紀にかけた言葉「よくやった」。
これね、もうね、
涙が止まりませんよ。
一方、ガッキーの上司である生瀬勝久もこれまたナイス!
冴えない堅物のザ管理職という感じなのに、その実、仕事と部下と奥さんをこよなく愛している素敵な中年男性なのです。
ダメだ!やるな!行くな!
など注意する一方、
お前が変わったんだ
などのステキな言葉をガッキーにかけてやるという
完璧なアメとムチを繰り出しますw。
こんなん誰でも成長しちゃいますよ!上司の鏡ですわ!
いや、マジでステキな人です。
まとめ
いや〜面白かった!
登場人物みんな好き!(個人的なツボは、スーパースター桐谷健太。それ誰のテイでやってんのよw!?)
ただの青春ドラマ、ただのお仕事ドラマの枠を超えた作りになっていて原作者と脚本家、全スタッフの気概を感じます。
もう最後の方は涙が止まらなかったですよ。(お酒入ってるので涙腺とか水分系がバカになっちゃってる)。
ちょっと泣ける系のドラマは敬遠してたのですが、こんなに笑えてこんなにヤキモキして、こんなに感動したドラマもそうそうないので、皆さんも一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?
Paraviで観れますよ!オススメです!