日本テレビドラマ:2016年10月-12月 水曜ドラマ枠にて放送。全10話。2020年11月huluにて鑑賞。
地味にじゃなくメッチャおもろかったよ!
huluを契約したので何を観ようかと夫婦で相談してたら、全く興味のなかったこのドラマを妻が観てみたいと言うので、最初は石原さとみのラブコメ〜?とあんまり乗り気ではなかったのですが鑑賞してみました。
あらすじ
ファッション誌の編集者になるのが夢だった河野悦子こと石原さとみは、念願の出版社に就職するが校閲部という謎の部署に配属される。そこからファッション誌の編集部に転属しようと奮闘する様を恋愛模様などを交えて描いてまっす。
開始1分でわしづかみ!河野悦子のキャラに大ハマり!
いきなり面接シーンから始まり、河野悦子がどんな人か自己紹介するのですが、ファッション誌ラッシーの編集者になる為に面接を7年連続で受け続けているという変人!
ものすごい熱量で面接官たちを圧倒していきます。
今年もラッシーの編集部は募集してませんよって言われてもお構いなし!
失笑されながも猛アピールしていきます。
もうこの時点でツカミはOK!
面白そうな予感がしてきましたよ!

7回って!!ヤバすぎない!?

ブハハハハ!すげーな、このキャラ!イカれてるでしょ!
この時の面接官の中に岸谷五朗がいて河野悦子ことコウエツを採用するのですが、そこが校閲部という一般人には謎の部署だったのでした。
ラッシーの編集部じゃなきゃ意味がない!
と辞退しようとする河野悦子だが、ここで実績を上げればラッシー編集部への転属も夢ではないと説得され、そこからファッション命で生きてきた河野悦子は校閲という仕事に向き合っていきます。
初対面の人間にいきなりタコ呼ばわり!言いたい事言い過ぎ問題!
小説の編集を担当してる青木崇高の無礼な対応にブチ切れて、初対面でいきなりタコ!と言い放ち大人しい校閲部の面々を戦慄させるスキルを発揮するコウエツ!
えー?言う?いきなり初対面でタコって言うー!?
昭和生まれの私たち夫婦もビックラこいちゃう江戸っ子キャラ全開です!
しかもラッシー編集部への移動ばかりを考えているので、校閲部の面々にも失礼な対応をしていきますし、大物作家と会った時にはシャンパンやステーキを図々しくご馳走になったりと、いやいやお前もかなり無礼だぞ!!なんやねん、こいつ!と、最初ちょっといいかなと思った河野悦子のキャラに引いていきました。
ちょっとついていけないかも、このドラマ・・・。
と少し思いながらも、まぁ1話ぐらいは最後まで観てみるかと思い直し、続けて観ていくと・・・
そこには!
1度引き受けた仕事は手を抜かない!
気になった事はとことん調べる!その熱意!
間違えた時は誠心誠意謝る!
謝らないと気が済まない!その誠実さ!
そして、友達や知人などを大事にする優しい一面や、
嘘がヘタクソ過ぎる所などなど、
もーね・・・
人として応援したくなる要素しか持ってないのですよ!この人!
そんなコウエツに最初は偏見を持っていた編集者や校閲部の面々は次第に好意的になっていきますが、正しく私たち夫婦もです!
好意的にならざるを得ないキャラクターなのですよコウエツは!
そうしてどんどんこのドラマにハマっていくのでした。
偏見ダメ!ゼッタイ!
コウエツのファッションセンス(笑)!オープニングやアイキャッチなど遊び心満載!
いや〜、さすがファッション誌を愛し、編集者にまでなりたいというだけあるコウエツさんは、会社に行くのにそれはどうなのよ?ってファッションを毎回披露してくれます。
正直夫婦揃ってファッションセンスのカケラもない私たち(ほとんどユニクロでしか服を買ってない上に組み合わせとか差し色とか全然わからないの)にとっては度肝を抜く仕上がり!

え?何その服!これがオシャレなの?ダサくない?

これはさすがにみんな引いて….って菅田くん褒めてるーーー!!うそーん!?
と夫婦で盛り上がりましたし、江口のりこをオシャレにする所では夫婦揃って、
ウチらもやって欲しい〜!
と思ったりしました(笑)。
そのコウエツのファッションが毎回CM明けのアイキャッチで紹介されるのも観ていて楽しいし、オープニングの最後みんな後ろ向きの感じとか、各話タイトルの文字に赤ペンで修正するのとかマジで作り手の楽しさが伝わり観ているこっちも楽しい気持ちになります。
菅田将暉に江口のりこ!ドラマを彩る魅力的な脇役陣!
まずコウエツが超カッコいい!と一目惚れする謎多き男を菅田将暉!(そうでもないでしょ。by足立梨花)
飄々としていて、マジで何を考えているか全くわかりません。いい味出してます。
その菅田将暉をモデルとしてスカウトするのがコウエツの地元の後輩でラッシーの編集者でもある本田翼!色々問題抱えて、大変そうです。
コウエツにタコ呼ばわりされる、いい加減だが根はいいヤツという熱血編集者の青木崇高。
コウエツとのやり取りは最高です!
名前が八郎って!タコ八郎って、わかるの皆んな?!
そして何より個性的な面々が所属する校閲部から江口のりこ!
生真面目な仕事人間!どんどん魅力的になっていきます!
名前がりおんて可愛いっすね!
同じく校閲部から最初何とも思ってなかった地味な青年でしたが、あらら?まさか?の和田正人!
いいキャラです!ハマり役!
そしてやっぱりこの人、岸谷五朗!
校閲部の人間に編集者みたいな事でも何でも許可しちゃうというトンデモ部長!
未来への扉は開きかかっています!
その他にもコウエツが下宿してるおでん屋の優しい大将、田口浩正や常連のミスターちんなど、キャスティングが絶妙で顔ぶれを見てるだけでも楽しめます!
しかも、みんないい人なのよ、これが!
物語が進むにつれ、登場人物たちがコウエツに触発されて、どんどん変わっていき、コウエツ自身も成長していく様が観ていてジーンときました。
笑える所とグッとくる所のバランスがとても良い!
すんごく観やすい!
まとめ
近年稀に見る傑作ドラマなのではないでしょうか!
一気に全話観ちゃいましたよ!
いやー、本当に観ておいて良かったです!
アンナチュラルが石原さとみの代表作と思ってましたが、コウエツこそ代表作で間違いなしですね!(て、この2作品しか石原さんのドラマ観たことないけど)
huluには本編の他にスペシャルドラマと和田正人と江口のりこ主演のスピンオフ「地味にスゴイ校閲ガール・河野悦子がいない水曜日」もあってそちらも楽しめました!
皆さんもゲームの合間や、寝る前にお酒でも飲みながら鑑賞してみてはいかがでしょうか!
オススメだす!