2009年3月5日発売。メーカー:カプコン。対応ハード(PS3・PS4・XBOX360・XBOXONE・Switch・PC)プレイ人数:2人(オフライン画面分割※PC版は非対応・オンライン)対戦モードは最大4人。
わたしたち夫婦が協力プレイゲームをやるキッカケを作った作品にして、未だに2人協力プレイゲームにおいて、これほど協力してる感のあるゲームは存在しないと断言できる超名作です!
ストーリー概要
バイオハザード1の主人公の1人クリス・レッドフィールドが筋肉ゴリラマッチョになって帰ってきた!
対バイオテロ組織BSAAの隊員として活動しているクリスは、アフリカで大規模なウイルステロが行われるという情報の元、現地隊員のシェバと協力して変異した現地住民達をバンバン銃で撃ちながら作戦を遂行しようとしたけど途中から完全に私用で動いちゃって、まあ大変というお話です。
ハマったキッカケ
結婚した当時、2人でやる事といえば海外ドラマ(24など)や映画をレンタル屋で借りて見るぐらいで、「何か他に一緒にできる事があればなぁ〜」と思っていた時でした。
その時、妻はゲームが趣味でファイナルファンタジーなどのRPGや、恋愛シミュレーションなどを私がいない1人の時にやっていて、私はゲームからは何年か離れていましたが、

「2人でやれるゲームなら一緒に楽しめるのでは!」
と思い立ち、当時持っていたPS2で出来る2人協力プレイのゲームを何本か買ってはみましたが、妻はあまりハマらず、すぐに飽きられてしまい・・・。

「ゲームはやっぱり1人でやるものじゃない?」
と言われてしまい「そ、そうだね・・・(泣)」と落胆。
もう諦めて他の何かを探そうと思い、ゲームの事は忘れようとしました。
だがしかし!
そこからしばらく経った頃、テレビで栗山千明さんと温水洋一さんの2人がやっていたバイオハザード5のCMを目にするのでした。
敵に掴まれ必死に抵抗する栗山さんが操作するシェバを救おうと温水さんの操作するクリスがカッコよく銃で敵を撃ち、ピンチを脱した栗山さんが温水さんと見つめ合い、そして
「2人でバイオ」
と2人で言うじゃないですか!!
なんだって!2人でバイオハザードができるんかい!!
(バイオハザードは独身の頃、1〜3までやるほど好きなタイトルでした)
すぐさま妻に

「このバイオハザード5っての、やってみない?2人で出来るんだって!」

「えー?バイオって怖いんでしょ?無理だよ、怖いの嫌いだし。
それにPS3だよこれ?ハード持ってないじゃん。仕事辞めたばかりでお金もないし、やめといた方がいいんじゃない?」
ガビンチョビーンですよ。
ぐうの音も出ませんでしたよ、えー、えー。
確かに私は当時、転職を繰り返す病を発病中で、その時はちょうど無職。
お金が全然なかった所か借金まである生活でしたし、プレイステーションの3なんて買えるお金がある訳もなく。
しかも妻はホラー系が超苦手でしたので全然興味が湧かないようでした。そんなこんなで、またもやその話題はそこで終わりました。
その後、なんとか新しい職に就く事が出来まして数ヶ月が経ち、生活も安定してきたタイミングで私は決意に満ちた顔で妻に言うのでした。

「もうさ、プレイステーション3買おうよ!バイオ5の体験版も付いてくるみたいだし、やってあんまりだったとしてもファイナルファンタジーの新作とか出るから無駄にはならないでしょ?結局買うんだから、今買おうよ!」

「う、う〜ん。そこまで言うなら、いいけど。」
やりました!
とうとう許可が出ました!
その勢いに乗り、すぐさまスクーターで2人乗りして某ゲームショップに向かい、バイオ5体験版付きのプレイステーション3と追加のコントローラーを買うのでした。
いざプレイ!夫婦初CO-OP(協力プレイ)!
家に帰ってすぐプレイステーション3をセットアップ!コントローラーを2つ繋ぎ、バイオ5体験版のディスクを挿入!
いざバイオハザードの世界へ!
すごい迫力…。めっちゃ怖い…。(ゴクリ。)
しばらくゲームから離れていた私は、そのグラフィック、音響にビックリ!
キャラクターもリアル!襲い来る大量のマジニ(敵ザコキャラ)!
大迫力のムービー!めっちゃ怖い!

操作もTPS(三人称視点)や、FPS(一人称視点)未経験の私達には右スティックでカメラ、左スティックで移動という操作が異常に難しく感じ、銃を撃つ操作も左トリガーで狙い、右トリガーで撃つという複雑さ。
しかも体験版はすぐに何十人もいる大群のマジニとやり合わなければならず、弾は当てられないし、行きたい方向には行けないし、向きたい方向には向けないしで、ゲームオーバーの連続。
正直…
ムズかし過ぎる…。ウチらでやれるのか?
と、挫折しかけましたが、何と言ってもそこはバイオハザード5!
協力プレイに特化した作りになっているので、やられても味方キャラが近くにいれば、すぐに駆け寄り胸をドン!と叩いて回復出来るのです!
夫「やられたー!」
妻「ハイハイ!」(胸をドン!)
妻「うわっ!今度はわたしが!」
夫「今行くぞ!」(胸をドン!)
夫「ぐはぁ!またやられたー!」
妻「まかせて!」(胸ドン!)
なんて助け合っている内に、そのお互いの胸を叩き合う行為が面白くなってきて、気付いたら2人で爆笑してました。

最初怖がって嫌々やっていた妻も「怖いけど2人ならやれるね」と言ってくれ、だんだん恐怖や不安感を吹き飛ばし、操作も少し慣れてきた頃にはもう夢中でやっていました。
この助け合い、回復し合いがめちゃくちゃ2人でやってる感があって楽しく、どんどんハマっていくのでした。
本編を買って本格的にプレイ開始!
協力感ハンパなし!!2人で役割分担!回復やアイテムの受け渡し!協力コンボアクション!
体験版をなんとかクリアできるようになったので(体験版は2ステージのみ)、すぐさま2人でバイオハザード5の本編ソフトをまたもや某ゲームショップで購入して本格的にプレイを始めました。
とにかく2人で協力していかないと進められないゲーム性のおかげで、面白くてしょうがないです!
何をするにも、どこに行くにも2人で話し合いながらゲームを進行する楽しさは本当に面白く、これだよこれ!感がハンパじゃないです。
結婚式をしていない私達夫婦にとっては、このゲームこそが初めての共同作業(笑)と言っても過言ではないほどの感動、楽しさ、面白さ、難しさを体験させてくれました。
相手がダウンしたら助け起こしたり、弾が無かったら渡したり(銃は受け渡しできないので,どちらがどの銃を取るかはその都度相談)、カモーン!と呼べば、オーケー!ロージャー!と返事できたり、格闘で協力攻撃できたり、1人が鍵などのアイテムを取りに行ってる間にもう1人が敵から守ったりと、
もうね
楽しくて仕方がないのですよ!マジで!本当に!!

操作にもだいぶ慣れてきて、ステージも進んだ頃その当時珍しかった実況動画を発見し、初めて人のプレイを見て

「なんか敵の頭を撃つといいんだって!ヘッドショットって言うらしいぞ!」

「えー!?そんなの出来ないよ!無理じゃない!?」

「足を撃つと膝まずくから、そこから近寄って格闘攻撃にもっていけるんだって!」

「あ、それなら出来そう!やってみる!」
などなど、少しずつですがやれる事も増えていきました。
泣きながらもとうとうクリア!
弾がない!回復がない!ボタン連打で指力もない!!
途中、ジルの胸の装置がなかなか外れてくれない問題(狙うの難しい上にボタン連打がキツい)、ウェスカーの暗闇無敵ステージ(何をやっても弾を避けられてしまい、攻略に超時間かかりました)、ラストのウロボロウェスカーのクダリは、もう2人して泣きながらやってました(弱点狙うのが難しく、ハズしまくって弾切れになったり、またもやボタン連打がキツくて、妻の親指がボロボロになりましたw)。
などなど、色々あり挫折しかけましたが、なんとかクリアできました!

「おおお!!やったぞー!クリアだー!」

「やっと倒せたよー!疲れたよ〜!」
なんて、コントローラーを置いて喜んでいたら、まだ最後にイベントが!
慌ててコントローラーを持ち直す2人。

「なになになに!?まだあるの!?」

「ちょっとちょっとちょっと!え!?何ボタン!?どれ!?」
と、大慌てでしたが、なんとか無事に最後のイベントもクリア。

「あっぶね〜!マジで焦った。」

「はぁ〜、超ドキドキしたよ。手汗ハンパないわ。」
そして、感動の?エンディングを迎えるのでした。
最後まで「絶対に敵になるよ」と妻が言っていたキャラの操縦するヘリに乗って帰還していく我々(笑)。
その時の達成感といえば、何とも言えない感慨深いものでした。

とことん遊び尽くす!
周回プレイと追加コンテンツへ!
ものすごく楽しかった私は、クリア後すぐに

「また最初からやらない?俺、今度はシェバ(2Pキャラ)でやってみたい。」

「いいよ、じゃわたしが、えっと、誰だっけ?あ、クリス(1Pキャラ)ね。」
と、また最初からやり始めたのでした。
そこからは底なし沼のようにバイオハザード5に没頭していき、キャラを変えてプレイ、持つ銃を変えてプレイ、そして攻略本を買い、やってなかった(気付いてなかった)アイテムや各マップに置いてあるバッジの収集、敵と戦う時の強ポジ(強いポジション)探しなどなど何周もプレイし、最後の方はハンドガンのみの縛りプレイをやるほどやりこみました。
タイムアタックモード マーセナリーズ
そして忘れてはいけないのがストーリーモードとは別のこちらも協力プレイ出来るタイムアタックモード「マーセナリーズ」。これがまた超難しいのですが、超面白いのですよ!
時間内に敵を倒していかないといけないモードで、敵を倒したりオブジェクトを破壊する事でタイムが伸びていき、最終的に2人で150人倒さねばクリアにならないという、最初やった時はこれも無理ゲーだと思うほど難しかったのですが、2人であーでもないこーでもないと攻略していく内になんとかクリア出来るようになり、クリアランクが最初はDとかだったんですが、最終的には最高ランクSSを取れるようになるまで2人でやりこみました。

追加ダウンロードコンテンツ
ホラー要素に重点を置いた追加ストーリー「ロスト・イン・ナイトメアーズ」。
クリスとジルという往年のコンビで館を探索!
そして、もう一つの追加ストーリー「デスパレート・エスケイプ」。
最後まで妻が敵になると言って譲らなかったジョッシュが主人公になってジルと大暴れ!
あと、マーセナリーズにキャラとマップを追加した「マーセナリーズ・ユナイテッド」。
これらも全て購入しプレイしました。
対人戦である「ヴァーサス」だけはやりませんでした。
この時は2人共、対人戦恐怖症でしたので(笑)。
そして1年半が過ぎた
その後、違うゲームをやってクリアしては

「またバイオやる?」

「やりますか!」
と、またバイオに帰る事を繰り返し、PS3の画面分割に始まり、XBOX360版もやり、テレビを買い足し2画面にしてやり、結果1年半ほどは遊びました(現在はPS4版をダウンロード購入し、また2周ほどやりました、テヘ)。
このバイオハザード5に出会ってから、日常的にゲームをやるようになり、ゲームをやりながらその日にあった事を話すとか、コミュニケーションの幅が広がったような気がします。
そう、その後の私たち夫婦のあり方を決定的に変えてしまった
運命的ゲーム、略して運ゲーなのです!
今ならPS4、XboxOne、Switch、PCと出来ないハードはないほどに展開されていますし(Switch版はダウンロードで体験版もあります!)、ゲーム機一台でも画面分割で出来ますし(PCは不可)、かなりお安いお値段(しかもDLCとか全ての追加コンテンツが最初から入っていますよ!お得!)で購入できますので、是非ともご夫婦なら2人でやってみて下さい!!
マジでオススメです!!
注意点
一応、注意点というほどのものではないのですが、やっぱりグロい描写は多少ありますので、そういうの弱い方にはお勧めしません。(妻は最初、鳥肌ブルブルしてましたが、すぐ慣れました。今では無表情でヘッドショットを決めております。笑)
最後に
なにより妻と2人で本当に楽しく時間を過ごせて超幸せでした(ケンカも多々ありましたが汗)。
こんなゲームがある時代に生まれてマジでよかったよ!
ありがとうゲーム!ありがとうカプコン!!
そして、こんな長くて拙い文章を最後まで読んでくれたあなた!
本当に感謝です!
できましたら、ご夫婦や友人、親しい人と是非バイオハザード5の協力プレイやってみてください!
マジで楽しいですよ!
それでは、また別の記事で!どうもでしたー!!
※この記事は10年ぐらい前にあった事を振り返って書いております。ゲーム自体は2020年にやり直しております。
※Swich版ダウンロード
PS4版
XBOX360版